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僕らはみんな生きている [旅行]

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近頃は鳥の写真を載せていない。鳥ブログなのにな。
 

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松島の朝は美しかったです。
 
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1年経ったとは言え、地震の傷跡はあるわけだけども。
 
もっとも、栃木でも揺れの激しかった会社の施設はまだ壁にヒビがあるし。
同じように被災なのだ、内陸の被災も忘れないで欲しいなと思っていたけど。
 

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目に飛び込んで来た風景は、やはり比較にならない。
 
1年がたって、だいぶ片付けられたとしても、衝撃的でした。
これを見に来たのかもしれないのに、そこに広がる風景が
信じきれないような感じで、



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 誰かが言っていたように、
「本当だったのだ」 と言う感じで、みんな黙ってしまいました。
テレビで何度もみていても、何の役にもたってなかったと思いました。
こういうのは、頭でわかるものじゃないのだな。


目をそらすように私達を乗せた車は走り抜けるのだけど、

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本当は、心の一部では、こんな写真が撮りたかったのだと思います。
写真を撮ってみてもらいたいのが写真好きなのだから。

でも、車を運転して下さっているのは被災地のキタノオドリコさんで、
ご自宅も1階は津波に浸かったわけだし、その後も被災者と向き合い
お仕事をされて来たわけだし、それと、どうしても表情にかげりを見る
気がしたのとで、きちんとは撮れなかったです。
それでも撮るわけだけども。

「いや、伝えないといけないのではないかと思うしね」といいわけして、
ファインダーも覗かないで、車の窓も閉めたまま、何枚か撮りました。
 
それでも撮るのは、人の業なのか。人でなしの写真屋の業なのか。

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08年にこの地を訪れたときの山の上からの写真がありました。
以下の写真です。
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どこがどこやら、もうわからなかったです。
もっとたくさん、普通の風景を撮っておくのだった。
 

この話について結論めいたことはうまく書けません。
消化するには時間がたくさんかかります。
扱いきれないことに手を出してしまった。
 

ただ、この日訪ねた奥松島縄文村歴史資料館では、
まさしくこの日に再オープンの日でした。
記念のミニコンサートが行われていました。
 
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小さな子も、お年よりも。
近くの人たちはみんな集まったのかな。
いっぱい集まったと言っていいのか、僅かな人と言うべきか。
表情は、多くはふつうの様子だったかな。泣くでもなく笑うのでもない
私達はたまたまそこに居合わせたけども、まるでそれを1年待ち望ん
だ人であるかのようにそこで春の歌を聴いていました。一部泣きそう
になりながら。
 
松島では、その日に周遊船がまた復活していたり、
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やはり1年というのは区切りなのでしょう。
 
この辺りを走る電車はまだ復旧していなくて踏み切りもあきっぱなし
だったけども、それも復旧すると言うことだから、また1年、更に1年
と時間が過ぎる中で、みんなまたいろいろなものをつくって行くの
だろうと思います。

旅の間は概ね雨や曇りでしたけど、
明日は、奥松島あたりも、陽が射すことと思います。

 


Somewhere over the rainbow Skies are blue
And the dreams that you dare to dream
Really do come true

虹の向こうに 空は青く 夢見たことはすべて現実のものとなる

(Over the rainbow 虹のかなたにの歌詞から)


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ゴーパ1号

ただいま戻って参りました。
あちらはあちらで悲しい歴史と今の問題を抱えて暮らしていらっしゃる人がたくさんいるけれど
「地震、大変だったでしょう?」と気遣ってくださった。

by ゴーパ1号 (2012-04-06 23:26) 

キタノオドリコ

罹災証明用とかの写真は撮りましたが、私の場合、撮れなかったというよりは撮らなかったのだと思います。連日すごい写真が新聞などに載ってましたし、俺が撮らなくっても・・・そもそも非日常のような日常が続き、そんな余裕もなかったのですが。しかし、バシバシ撮っとくという選択肢もあったかな、とも思っています。
足を運んでいただいた皆様にも、じゃんじゃん撮ってもらってかまわなかったのですが・・・いらぬ気を使わせちゃいましたかね。千年に一度という震災に遭遇した同時代の私たち。程度の差こそあれ、心に受け止めた被害は同じだと思います。(そう言いながらも、身内を亡くされたりより重い被害を受けた方々に、どう接していいか躊躇する私もいるのですが)
震災前は、E.クラプトンのOver The Rainbowをポロポロ弾いてたりしたのですが、今は全然・・・しかし、先日、光琳の「紅梅白梅図屏風」を見た帰り(スミマセン、一人で見ちゃいました)張り替える弦を買ってきましたよ。少しずつ前へ、かな。
by キタノオドリコ (2012-04-07 06:56) 

とり

報道で散々見ていたはずなのに、現場で受ける印象は大違い。
被災地を撮ることの罪悪感。
オイラもまったく同様でした。
by とり (2012-04-07 07:21) 

くまら

私は去年、姉の住む盛岡へ行った折
足を延ばして、陸前高田市を見てきましたが
写真が撮れる心境にはなれませんでした
ただただ、手を合わせていただけです。
by くまら (2012-04-07 09:44) 

せつこ

ウチの娘も泥まみれの役場の書類の修復指導で陸前高田と石巻へ行きましたが、タクシーから見えた風景を「停めてください」と運転手さんに言えなかったので写真は撮れなかった、と話してくれた。
by せつこ (2012-04-07 10:18) 

okko

そうですね、見たくないけど、やはりこの目で確かめておかないと、忘却の彼方に忘れ去られる危険性もあるし・・・・。最後の画像で救われた気持ちになりました。
by okko (2012-04-07 16:41) 

ハギマシコ

1年過ぎているのに大変なので、、、まだまだなのですね。
何故だろう、、国の中央部は何故、全員一致で事を進められないん
だろう、、、、。
by ハギマシコ (2012-04-07 19:44) 

moca

鳥のように翼を広げて…となりたい。
by moca (2012-04-07 20:25) 

ころくま

仙台にある友人宅(常時住んでいる家ではない)も被災した当時と
ほとんど変わっていないそうです。
瓦はずれて壁やタイルにはヒビが入っているそう。
めんどくさい手続きの関係で補助もほとんど受けられなかったそうです。
by ころくま (2012-04-07 22:21) 

ナツパパ

題名を見て唄を口ずさんだら、涙が出そうになりました。
by ナツパパ (2012-04-07 22:58) 

みつなり

本当に復旧が進んでいないですね。
阪神の時なんか、あっと言う間に高速道路が直ったのに。
by みつなり (2012-04-07 23:17) 

めぎ

タイトルの歌は子どもの頃からよく知っているけれど、その意味はまだまだ私には分かっていないんだろうな、と感じました。
by めぎ (2012-04-08 04:09) 

yamagara22

逆光での写真が上手な春分さんに、鳥の写真を期待します。
by yamagara22 (2012-04-08 09:48) 

袋田の住職

きちんと分別された瓦礫もあれば、ただ積み上げられただけの瓦礫もありますね・・・
野鳥は、人間の思惑などお構いなしに、以前と変わらず暮らしているように見えます。
by 袋田の住職 (2012-04-08 09:57) 

銀狼

昨日はありがとうございました^^
大変楽しい一時を過ごさせて頂きました。
また宜しくお願い致しますね^^
by 銀狼 (2012-04-08 14:44) 

sakamono

私もまったく同感で、映像で見るのと、自分の目で現場を見るのとでは
大違いだな、というコトが実感できました。
by sakamono (2012-04-08 14:59) 

タックン

春分さんらしい記事だなぁと思いました。
伝わってくるものがたくさんあります。
by タックン (2012-04-08 15:50) 

きまじめさん

この様な記事を拝見すると、実際見に出かけていない自分に
一層の後ろめたさを感じてしまいます。
しかし今自分にできることは、一日も早い復興をと願う事のみです。
by きまじめさん (2012-04-08 16:30) 

幸

実際に報道されていない部分は、自分がその地に立ってみないと解らないのでしょうね。
色々考えさせられます。
昨日はお世話になりました。
また、機会が有りましたら宜しくお願いします。
by (2012-04-08 17:44) 

sera

実際に見ると、心が痛むでしょうね、、
自然の厳しさ、、、
by sera (2012-04-08 20:16) 

春分

ゴーパ1号さん、
> あちらはあちらで悲しい歴史と今の問題を抱えて暮らしていらっしゃる人がたくさんいるけれど
> 「地震、大変だったでしょう?」と気遣ってくださった。
いろいろあって、ひとの痛みがわかるようになったのかな。沖縄はいろいろありすぎですが。
まあ、対中国の要ですしね。


キタノオドリコさん、
> ~しかし、先日、光琳の「紅梅白梅図屏風」を見た帰り(スミマセン、一人で見ちゃいました)~
えー、何ですとー。うらやましい限りです。
そして、丁寧なコメントありがとうございました。

とり、
> 被災地を撮ることの罪悪感。
> オイラもまったく同様でした。
それが普通だと思いますよね。


くまらさん、
> 私は去年、姉の住む盛岡へ行った折
> 足を延ばして、陸前高田市を見てきましたが
> 写真が撮れる心境にはなれませんでした
> ただただ、手を合わせていただけです。
そうですね。
私も「ここで死んだ人が多くいる」ということは考えていました。
もちろん、それを踏まえてのこのたびのタイトルです。

せつこさん、
> ウチの娘も泥まみれの役場の書類の修復指導で陸前高田と石巻へ行きましたが、
> タクシーから見えた風景を「停めてください」と運転手さんに言えなかったので
> 写真は撮れなかった、と話してくれた。
行ってみると、報道写真というものがどうも伝え切れない終わった手段に思えました。

okkoさん、
> そうですね、見たくないけど、やはりこの目で確かめておかないと、忘却の彼方に
> 忘れ去られる危険性もあるし・・・・。最後の画像で救われた気持ちになりました。
私自身がいろいろなことを忘れ始めています。
救いはいろいろありますね。生きていさえすれば。ただ、生きるのはなかなかつらい。

ハギマシコさん、
> 1年過ぎているのに大変なので、、、まだまだなのですね。
> 何故だろう、、国の中央部は何故、全員一致で事を進められないん
> だろう、、、、。
案外いろいろなことはどっちが正しいかわからないことです。
原発だって再稼動するべきか、しないでなくして行くべきか。
「全部止めても電気は来てる」「夏の関西はブラックアウトの危機」という事実さえ
はっきりしないところで、将来の夢はいろいろあって、そりゃあ進まないでしょう。
一時的に独裁者にやらせるのが早道かもしれませんが、それにしたって、小沢なのか
橋下なのか、石原なのか、とかでもめそうですしね。


mocaさん、
> 鳥のように翼を広げて…となりたい。
将来を思うことが、なんにしてもいいかなと思いましてね。

ころくまさん、
> 仙台にある友人宅(常時住んでいる家ではない)も被災した当時と
> ほとんど変わっていないそうです。
> 瓦はずれて壁やタイルにはヒビが入っているそう。
> めんどくさい手続きの関係で補助もほとんど受けられなかったそうです。
そんなものなのだなと思いました。
法律が複雑なものであることは仕方がないとは思うのですが、わからないやつ
には何もやらないぞという思想があるなら、だめですよね。

ナツパパさん、
> 題名を見て唄を口ずさんだら、涙が出そうになりました。
私もやっとこの歌に触れたのかもしれません。
タイトルにあわせた歌の歌詞を載せようかとも思いましたが、
いろいろ考えて別のにしました。

みつなりさん、
> 本当に復旧が進んでいないですね。
> 阪神の時なんか、あっと言う間に高速道路が直ったのに。
やはり津波であの時と比べられない規模の被害なのだろうということと
原発の件も片付けないと行けないというのがありますよね。
鉄道なんかはだいぶ繋がりましたよね。私にはあっと言う間にも見えます。
漁業権とか複雑なものが絡むらしいし。

めぎさん、
> タイトルの歌は子どもの頃からよく知っているけれど、その意味はまだまだ私には
> 分かっていないんだろうな、と感じました。
私はやなせたかしがあまり好きじゃなくて、この歌もアンパンマンもきれい事っぽくて
共感できないと思っていましたが、まあ、半世紀生きても子供だったのかな。
まったく、大切なことがつまった歌ですね。

yamagara22さん、
> 逆光での写真が上手な春分さんに、鳥の写真を期待します。
逆光は好きですが、まあ上手と言って頂けるようなものではないです。
一度、いつかきちんと写真は勉強したいと思います。

袋田の住職さま、
> 野鳥は、人間の思惑などお構いなしに、以前と変わらず暮らしているように見えます。
車の中から見ていたからよくわからないものの、サギはふつうにいましたね。
また蕪栗沼にもよろうかと最初は思ったのですが、体力的・金力的に断念しました。
まあ、こんなことで遊んでばかりもいられないし、心から遊べませんでしたね、きっと。

銀狼さん、
> 昨日はありがとうございました^^
> 大変楽しい一時を過ごさせて頂きました。
こちらこそ、楽しかったです。
またいい人に出会えてよかった。以後もよろしくお願いします。

sakamonoさん、
> 私もまったく同感で、映像で見るのと、自分の目で現場を見るのとでは
> 大違いだな、というコトが実感できました。
何なのでしょうね。やはり、テレビのちからというのは思うよりも小さい。

タックンさん、
> 春分さんらしい記事だなぁと思いました。
> 伝わってくるものがたくさんあります。
言いたいことは言えないけども、そんなもどかしさをそのまま書いて、
少し伝えられたのかなと思いながら、伝えられたならうれしいことです。

きまじめさん、
> この様な記事を拝見すると、実際見に出かけていない自分に
> 一層の後ろめたさを感じてしまいます。
いやいや、まあ、それはそれで。
まだこれからできることがやってくるかもしれませんし。

幸さん、
> 昨日はお世話になりました。
> また、機会が有りましたら宜しくお願いします。
また何かやると思いますので、よろしく。
私も考えますが、2k組(ねこじたん組かな?)の催しにも
乗るのでよろしくお願いします。

seraさん、
> 自然の厳しさ、、、
そうですが、その一方で世界でも一番と言うほどの漁場なわけで。
自然との付き合い方の難しさは思います。みんなでヨーロッパに
すむわけにも行きませんし、対策して行かないとなりませんね。
 
by 春分 (2012-04-08 22:07) 

はてみ

被害を受けたところの写真は、私もほとんど撮ることはできなかったです。
写真を撮ると、見ることがおろそかになってしまいそうで、
あるいは、珍しいものを写真に撮るような、軽薄な感じになってしまいそうで。
反面、見たものを記録してほかの人に伝えることも必要だとも思い。
いい記事を書いてくださったと思います。
by はてみ (2012-04-08 22:11) 

albireo

写真は、嘘も吐けるけれど、本当の事も語れる。
本当を撮って、本当を伝えるのは、実は難しいことなのかも知れませんが・・・
でも僕は、知らない人の撮った写真よりも、知っている春分さんの撮られた写真に、より真実に近いものの一端を見られた気がしました。

Over the rainbowで、先日のアメリカでの竜巻の被害の映像を思い浮かべました・・・
このドロシーの物語から、竜巻を比較的に軽く考えていましたが、あれも、凄まじくも悲惨な映像でした・・・
by albireo (2012-04-10 23:32) 

春分

はてみさん、
> いい記事を書いてくださったと思います。
そう言ってもらえると少し肩の荷が降ろせます。
こんなのでいいのかなと思いながら、深刻一辺倒や不安や怒りの記事は
書きたくないし、そもそも気持ちと違うし、気持ちに近いのがこんな感じかと。

albireoさん、
> Over the rainbowで、先日のアメリカでの竜巻の被害の映像を思い浮かべました・・・
> このドロシーの物語から、竜巻を比較的に軽く考えていましたが、あれも、凄まじくも悲惨な映像でした・・・
確かに。
テキサスとかオクラホマとかカンザスとかの人は、何もかも失う竜巻のことを
念頭において生きているのでしょうね。臨海地の日本人が津波を思うように。

Over the rainbowの歌は「ハイぺリオン」の一場面に出て来るんです。
そんな話を、もう1人を交えて出来たらよかったのですけどね。

by 春分 (2012-04-12 20:43) 

solty

撮る側の気持ち と 撮られる側の思い。避けては通ることのできない問題ですね。
by solty (2012-04-16 18:39) 

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